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<主催>
2015
ドイツ映画文化発掘フェスティバル
実行委員会
 
<助成>
(公財)静岡市文化振興財団
 






DDR×DEFA。ドイツ統一25年と戦後70年の交差するところ。


さまざまな「ヒト・モノ・文化」で、日本とつながってきた「ドイツ」。
統一後25年、戦後70年の節目の今年、「DEFA(デーファ)・東ドイツ映画の鑑賞」を通じて、
ドイツと静岡、そして日本をもっと近づける。そんな映画祭がついに実現します。
デーファ・東ドイツ映画に登場する「ヒト・モノ・文化」を通じて、静岡の25年・70年を再発見してください。

平成27年11月吉日 主催者 2015ドイツ映画文化発掘フェスティバル実行委員会


DEFA(デーファ)とは?


戦後まもない1946年、まだドイツが米英仏ソによって分割統治されていた時期に、ソ連占領地区のポツダムに設立された映画会社を、DEFA(デーファ)という。ドイツ民主共和国(東ドイツ)の映画産業を一手に担った。
DEFAの使命は、UFA(ウーファ)の負の遺産を乗りこえ、ドイツの優れた映画文化によって社会主義国家の建設に寄与することであった。ウーファの負の遺産とは、ナチ時代に宣伝相の統制のもと制作されたプロパガンダ映画の数々であった。
のちにドイツ連邦共和国(西ドイツ)となる米英仏の占領地区では、もっぱらアメリカやイギリスなどの映画作品が上映されていたなかで、DEFAは戦後ドイツ初の劇映画『殺人者は我々のなかに』を、1946年に公開している。
設立からの約40年間で、DEFAが制作した作品は、劇映画・ドキュメンタリーが約3,000本、特撮映画・アニメ映画が約700本といわれている。
今回の上映企画は、そのDEFA映画の保存と公開を目的としているベルリン・DEFA財団の協力のもとに実現することとなった。



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ドイツ統一後の25年、戦後の70年。

ドイツは戦後40年にわたり分断されていました。1961年に建設された「ベルリンの壁」は、その悲劇の象徴として知られています。1989年にその壁が壊され、1990年に東西ドイツの再統一が果たされました。それから25年…。本イベントの上映作品『嘘つきヤコブ』(1974年)は、第二次世界大戦を背景とした作品であり、東ドイツ映画唯一のアカデミー賞候補作です。統一後25年と同時に戦後70年の今年、感動と同時に歴史を伝えてくれるDEFA屈指の名作といえます。

 

「国策」に縛られ、しかしそこから自由であろうとした
作品を発掘・上映する意義。


東ドイツ当局による厳しい監視・干渉を受けながら、心ある映画関係者たちは彼ら・彼女らが理想とする映画を作ろうとしてきました。共産圏映画と聞くと「国策映画」が連想されるでしょう。しかし、東ドイツの映画関係者は身の危険を感じながら「自分たちの作品」に取り組んでもきました。希望と幻影、強制と自由との間で制作されたDEFA映画は、世界各国で注目を浴びています。

 

DDRカルチャーのカルトな魅力!

東ドイツ当局による厳しい監視・干渉を受けながら、心ある映画関係者たちは彼ら・彼女らが理想とする映画を作ろうとしてきました。共産圏映画と聞くと「国策映画」が連想されるでしょう。しかし、東ドイツの映画関係者は身の危険を感じながら「自分たちの作品」に取り組んでもきました。希望と幻影、強制と自由との間で制作されたDEFA映画は、世界各国で注目を浴びています。

 

記録写真上 ドイツ連邦文書館 Bild 183-76979-0004 Foto : Sturm, Horst I 14 October 1960 CC-BY-3.0
記録写真中 ドイツ連邦文書館 Bild 183-J0413-0022-001 Foto : Franke, Klaus I 13 April 1970 CC-BY-3.0
記録写真下 ドイツ連邦文書館 B 145 Bild-00012815 Foto : Lehnartz, Klaus I 10 November 1989 CC-BY-3.0


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監督 : ハイナー・カーロウ
主演 : アンゲリカ・ドムレーゼ、
          ヴィンフリート・グラツェダー
製作年(国) : 1973年(東ドイツ) 

上映時間 : 105分

恋愛の「壁」は越えられるか!?東ドイツで大ヒットした激しい恋の物語。

女手ひとつで子どもを育てるパウラと、政府与党の党員として活躍し妻子のあるパウル。ふたりは出会い、恋に落ちる…。
大仰な身振り手振り、夢を見ているかのような色調とシンボル、そしてロック音楽。それらが混然としながらも、美しい調和を見せる。東ドイツ社会の性、そして階層差(公式には全人民は平等なはずだったが)を、本作はあらわに描写している。上映後1年、東ドイツでは300万人以上が本作を観たといわれ、女の子の赤ちゃんに「パウラ」という名前をつけることも流行した。
「壁」を築いた書記長ウルブリヒトの体制から、ホーネッカー体制へと東ドイツは政治的にも転換期を迎えていた。たとえば、1973年に東ドイツは西ドイツとともに国際連合に加盟するなど「一国」としてのアイデンティティを築こうとしていた。そんななか、ホーネッカーは開放政策を進めていく。そこで、それまで抑圧されてきた東ドイツ映画界と大衆のパワーが一気に放出された。ここに登場したのが『パウルとパウラの伝説』。
冒頭のシーンでのアパートの爆破。これこそ、旧来の東ドイツ映画の破壊であり、抑圧されたパワーの放出であり、そして新しき東ドイツ映画のはじまりを告げる鐘の音だといえる。1970年代の東ドイツにおける未来への夢を垣間みせる稀代の作品だ。
〈文〉伸井太一

Copyright : DEFA-Stiftung, Herbert Kroiss, Manfred Damm

 


監督 : フランク・バイヤー
原作 : ユーレク・ベッカー 
主演 : ブラスティミール・ブロドスキー
製作年(国) : 1974年(東ドイツ) 
上映時間 : 100分

暗さのなかの明るさ、明るさのなかの暗さ、
それが本映画のテーマ。


ときは第二次世界大戦中、舞台はポーランドのユダヤ人を隔離した居住区域(ゲットー)。ヤコブは偶然、とあるラジオ放送を耳にする。それは、ドイツ軍が苦戦し、ソ連軍がすぐ近くまで来ているという内容だった。絶望を希望に変えるために、ヤコブはみんなにこの「明るい知らせ」を伝える。この知らせが「希望そのもの」となることで、ヤコブは苦しい嘘を重ね、嘘つきとなっていく…。
東ドイツは、「ナチ時代の抵抗者の国」として建国された。これが、いわゆる「建国神話」である。そのなかでナチスの犯した大量殺戮(ホロコースト)は比較的テーマにしやすく、映画でも「抵抗者の物語」が好んで作られた。これらの多くは抵抗者を英雄として描くが、本作は違う。平凡な人間の平凡な嘘。それが人間性の限界状況では、「希望」であり、英雄的行為であった。
本作は、歴史を変えるような抵抗者としての英雄を描かない。状況を好転させるわけではない嘘、しかしそこから生まれる希望の語り。実はこれもまた、言葉による抵抗ではなかったか。そこに、この「抵抗の物語」が国際的に評価された理由がある。数多あるホロコースト映画とは一線を画す作品。それは東ドイツ発だった。
〈文〉柳原伸洋

Copyright : DEFA-Stiftung, Herbert Kroiss

参考 : Sebastian Heiduschke, East German Cinema. DEFA and Film History (2013) 
※『パウルとパウラの伝説』の解説にも利用。

 


監督 : オリヴァー・ヒルシュビーゲル 
翻訳 : 吉川美奈子
製作年(国) : 2015年(ドイツ) 
上映時間 : 114分

あと13分早ければ、世界は変わるはずだった─。

戦後70年を経て今明かされる、ドイツ政府が隠し続けた衝撃の感動実話。

1939年11月8日、恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。その後、仕掛けられていた時限爆弾が爆発──ヒトラーが退席して13分後のことだった。その爆弾は精密かつ確実、計画は緻密かつ大胆、独秘密警察ゲシュタポは英国諜報部の関与さえ疑った。しかし、逮捕されたのは36歳の平凡な家具職人、ゲオルク・エルザー。彼はスパイどころか、所属政党もなく、たった一人で実行したと主張。信じ難い供述の数々――。それを知ったヒトラーは徹底的な尋問を命じ、犯行日までの彼の人生が徐々に紐解かれていく。

監督は『ヒトラー 〜最期の12日間〜』で“人間、ヒトラー”を描き、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた名匠オリヴァー・ヒルシュビーゲル。本作でも、昨年メルケル独首相が公式に讃えた男の、知られざる真実を明らかにする。

恋と音楽、そして自由を謳歌していた普通の男の揺ぎない信念とは――? 魂揺さぶる衝撃の感動実話。

 
©2015 LUCKY BIRD PICTURES GMBH, DELPHI MEDIEN GMBH, PHILIPP FILMPRODUCTION GMBH & CO.KG
©Bernd Schuller

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』は、シネ・ギャラリーでも12/12(土)から12/25(金)まで連日2回上映しております。(@13:30〜15:30 A19:30〜21:30)
同期間、『黄金のアデーレ 名画の帰還』『白い沈黙』『バレエボーイズ』『FOUJITA』『1001グラム ハカリしれない愛のこと』も上映しております。

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ご鑑賞の前に
※購入後のキャンセル、変更はできません。
※各回受け付け順で、席数のみの販売となります。立ち見はご遠慮しておりますので、満席時はご入場をお断りしております。
※他のお客様のご迷惑となりますので、途中入場は一切できません。その場合のご返金、上映時間の振り替え等はいたしかねます。
※劇場内は飲食厳禁です。劇場内への持ち込みはご遠慮ください。
※上映中の私語、携帯電話のご使用、及び撮影行為は禁止しております。
※ご来場の他のお客様にご迷惑がかかるような、泥酔・迷惑行為等の時には、直ちに御退場いただきますのでご了承下さい。


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12/18[金]17:50〜19:00

壁があった頃のドイツ、そして統一後25年が過ぎて

東ドイツとは? ベルリンの壁とは? 分断時代のドイツを知るお二人に体験談を聞きます。
東ドイツの生活や東ドイツ映画を知るための基本的なお話しも。
分断時代のドイツを知る人も、統一後に生まれた人も、ぜひご参加ください。

  出演
上田浩二(獨協大学特任教授)
吉川美奈子(ドイツ映画字幕翻訳者、本フェスティバル上映作品翻訳)

12/19[土]17:50〜19:00

ドイツ、食文化とモノ文化の伝説

映画『パウルとパウラの伝説』に登場する、愛おしくも残念で、だからこそステキなドイツのモノ文化・食文化を知る!
デザインやクリスマス好きの方も、ぜひ。

  出演
森本智子(ドイツ食普及協会 会長)
伸井太一(ドイツ製品・歴史ライター)

12/20[日]12:15〜13:25

政治がつむぎだす日常東ドイツの余暇と娯楽

東ドイツの「自由時間」とは?
最新の研究から、東ドイツの余暇と娯楽の「不思議」を読み解く。

トークショー主催/DDR&DEFA 魅力発信プロジェクト
協力/2015ドイツ映画文化発掘フェスティバル実行委員会

  出演
河合信晴(東ドイツ史研究者、慶應大・成蹊大ほか講師)
柳原伸洋(東海大学文学部ヨーロッパ文明学科講師)



主催/2015ドイツ映画文化発掘フェスティバル
協力/フェスティバルを一緒に盛り上げてくださる有志の皆さま


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〒420-0857
静岡県静岡市葵区御幸町11-14
TEL:054-250-0283(劇場直通)
http://www.sarnath-hall.jp/

<契約駐車場のご案内>
ミユキアオイパーキング
(サールナートホール東隣)


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フェスティバルオリジナルマンガで、ちょっとみどころ紹介

画/伊藤かなこ (実行委員会委員)








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主催/2015ドイツ映画文化発掘フェスティバル実行委員会 助成/(公財)静岡市文化振興財団
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